「マラソン7大会」結び付ける 実行委12日発足、地域活性化へ

 

 県は本年度、浜通りなどの8市町村が開催している七つのマラソン大会を結び付けた新たな地域活性化策に乗り出す。ランナーだけでなく応援する人やスタッフらも「共に走る」という思いを込めて「ふくしま共走ネイチャーランシリーズ」と銘打ち、12日にJヴィレッジで、県や8市町村による実行委員会の発足式を行う。

 実行委に参加するのは川俣、川内、富岡、田村、南相馬、広野、楢葉、いわきの8市町村。9月に予定されている「川内の郷かえるマラソン」をはじめ「いわきサンシャインマラソン」や「Jヴィレッジハーフマラソン」など7大会を結び付ける。

 複数の大会の完走者に抽選で特産品を贈るスタンプラリーを展開したり、各大会の会場に参加市町村のブースを設置したりするなどの一体となったPRを通じて、各大会への参加者を増やす。

 東日本大震災から10年がたち、復興が進む各地域を「マラソンの聖地」としてブランド化し、復興に向かう姿を多くの人に肌で感じてもらうことで、交流人口の拡大や地域経済の活性化につなげる狙い。新型コロナウイルスの感染状況を見て、来年度以降も活動を拡大させていく。

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