女子一般・千葉、逃げ切り初女王 Jヴィレッジハーフマラソン

 
【ハーフ一般女子高校生~39歳】12キロ過ぎにトップとなり、逃げ切った千葉悠里奈(石巻RC)

 Jヴィレッジを発着点に12日に開かれた「Jヴィレッジハーフマラソン2021」では、女子はハーフ一般女子高校生~39歳部門で千葉悠里奈(石巻RC・宮城県)が1時間22分31秒で優勝した。

 「アップダウンの激しいコースで苦しかったが、住民の温かい声援が励みになった」。ハーフ一般女子高校生~39歳部門で優勝し、女子全体の1位に輝いた千葉悠里奈(石巻RC)は力を振り絞ってゴールすると、すがすがしい表情を見せた。

 25歳の千葉は所属する社会人チームの仲間に誘われ、初めて出場した。中盤まで先頭を走る選手の背中を追う状況が続いたが、12キロを過ぎた地点で追い抜くと、そのまま逃げ切った。仕事の都合で練習時間を十分に確保できず不安を抱いていただけに「優勝できるとは思ってもみなかった。素直にうれしい」と笑顔を見せた。

 地元の宮城県石巻市も震災の津波で大きな被害を受けた。それだけに、復興という同じ目標に向かって歩み続ける双葉郡の現状に関心があった。千葉は「原発事故で大変な思いをした場所にこれほど多くのランナーが集い、楽しそうに走っていた。復興を肌で感じ、うれしくなった」と感慨深げにレースを振り返った。

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