いざ大舞台!快走誓う 「全国中学駅伝」2年ぶり12月19日号砲

 
全国の頂点を目指す男子の高田(上)県勢初の表彰台を狙う女子の若松一

 中学駅伝日本一を決める第29回全国中学校駅伝大会は19日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園で開かれる。18日は開会式が行われ、本県代表で2年ぶり2度目出場となる男子の高田、3年ぶり5度目出場となる女子の若松一の選手らが健闘を誓った。

 大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は中止となったため、2年ぶりの開催。男女各48チーム(開催県2校)が出場し、男子は6区間18キロ、女子は5区間12キロでたすきをつなぐ。午前11時から女子、午後0時15分から男子がスタートする。

 高田、悪条件を歓迎

 高田は1区にエース吉田遼太朗(3年)、2区には調子が上がっている鈴木瑛太(同)を配置した。「先行逃げ切り型」のオーダーで序盤から勢いをつくり、流れを一気に引き寄せる作戦だ。

 県大会で3連覇、東北大会でも優勝し「あとは全国を制すのみ」と決戦の舞台に乗り込んだ。17日に降った雪の影響で芝生のコースはぬかるむことも予想されているが、雪国会津で積み上げた練習から「自分たちは悪条件の方が強い」と全員が口をそろえる。

 「状態は仕上がっているので、1秒でも速く走るだけ」と角田一昭監督は話す。主将で6区を任された猪股秀哉(同)は「全員が区間賞を取って優勝する」と力を込めた。

 若松一、初表彰台狙う

 若松一は、東北大会5区で区間賞に輝いたエース湯田和未(なごみ)(2年)を1区に起用した。レース序盤で流れをつくり、女子では県勢初となる表彰台を目指す。

 男子同様、東北大会で優勝を手にし着実に力を付けてきた。渡部裕也監督は「走る度に実力が上がっている。表彰台も夢ではない」と期待を込める。

 誰が走っても良いほど実力は伯仲しており、メンバー選考には相当悩んだという渡部監督。「情けはかけない」と選手に宣言し、16日の2キロ走の記録を元にベストのメンバーを選んだ。

 主将を務める堀金遥菜(あいな)(3年)は「皆の状態は上がっている。あとは自分たちのチーム力を見せつけるだけ」と大舞台での活躍を誓った。

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