「全員が出し切った」 全国高校駅伝8位入賞の学石男子

 
8位入賞し、充実した表情を見せる学法石川男子メンバー=26日午後、京都市体育館

 京都市で26日に行われた全国高校駅伝競走大会で8位に入賞した学法石川の男子。目指してきた頂点には届かなかったが、選手らは充実した表情で表彰状を手にした。「全員が出し切った」。チームをまとめ上げた主将の藤宮歩(3年)もまた晴れやかだった。

 1区を任された山口智規(同)は「速いタイムも出ているし、仲が良くて、みんな信じ合っている」とチームを表現する。5000メートルでチーム2番目のタイムを持つ菅野裕二郎(同)をけがで欠いたが、3区を走った大湊柊翔(2年)が「全員がエースだと思っている」と言うように、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)してきたという自負と互いへの信頼感が選手たちに自信を持たせた。

 大会前夜には、学校に残った3年生部員らが編集した応援動画を見て、感動してみんなで泣いた。しんみりした空気を変えようと歌を披露したメンバーに笑いを誘われ、緊張がほぐれた。「本当に仲間のおかげ」。レース後、藤宮からは感謝の言葉が出た。

 今回は7区間のうち4区間を2年生が走った。「強い後輩が残る。来年につながる走りになった」と藤宮。次期エースと目される大湊は「3年生全員の思いを背負って、1年間頑張りたい」と胸に刻んだ。

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