全国都道府県駅伝「チーム一丸で優勝を」 福島県選手団結団式

 
大会での活躍を誓う男女の本県選手団

 2年ぶりに開催される全国都道府県対抗駅伝競走大会に出場する本県選手団の結団式が8日、Jヴィレッジで行われ、選手たちが健闘を誓い合った。女子は16日に京都市、男子は23日に広島市などで行われる。

 福島陸上競技協会の鈴木浩一会長が「残りの期間にコンディションを整え、大会では本年度の集大成となる最高の走りができるようみんなで頑張ろう」とあいさつした。県駅伝後援会が激励金を贈り、女子の阿部縁監督が「走ることのできる喜びや楽しみ、感謝を忘れずに皆さんの思いをたすきに込めて走りたい」と謝辞を述べた。選手を代表して男子の藤宮歩(学法石川高3年)が「県代表としての誇りと覚悟を持ち、チーム一丸で優勝を目指し、県民に明るいニュースを届けたい」と抱負を述べた。

 V奪還へ後半鍵

 【男子展望】前々回は初優勝し、連覇を狙った前回は14位。悔しさをバネに、今大会は主将の今井正人(トヨタ自動車九州、原町高卒)を軸にして2度目の優勝を目指す。前半で上位を維持し後半で粘ることが鍵となる。全国高校駅伝8位の学法石川高勢は5000メートル平均タイムが13分台と実力十分。全国中学駅伝1区4位の吉田遼太朗(高田中3年)、箱根駅伝2区で好走した松山和希(東洋大2年、学法石川高卒)らの活躍も期待される。

 各世代に実力者

 【女子展望】各世代の力がある選手がそろい、チーム力はある。序盤から好位置をキープして流れに乗り、近年は遠ざかっている入賞をつかみ取る。昨年12月の全国高校駅伝で15位だった学法石川高勢7人を中心としたオーダー。全国中学駅伝で1区2位と好走した湯田和未(若松一中2年)ら中学生にも期待がかかる。ふるさと選手には主将の石井寿美(シスメックス、学法石川高卒)と田辺美咲(三井住友海上、田村高卒)が名を連ねている。

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