第13回いわきサンシャインマラソン中止 4年連続、感染拡大受け

 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「第13回いわきサンシャインマラソン」の実行委員会は21日、いわき市で2月27日に予定していた大会を中止すると発表した。大会中止は、積雪の影響で見送った2019年の第10回大会から4年連続。

 大会には4168人がエントリーしていた。実行委によると、県外からの参加が6割という状況を含め、ランナーや運営者、ボランティアら関係者の安全や安心の確保が困難と判断した。次回は第14回大会として実施する方針。

 実行委はこれまで、部門をフルマラソンに限定し参加者数も大幅に縮小するなど、日本陸連の指針に基づき感染防止対策を徹底した上での開催を検討。市医師会の意見などを参考に、感染予防対策マニュアルを策定するなどして開催を目指していた。

 実行委会長の内田広之市長は「一刻も早くコロナ感染の状況を乗り越え、来年こそ実施できるように対策と準備を進めたい」と述べた。大会企画運営委員会委員長の坂本満恵(みつしげ)市体育協会長は「現在の状況では仕方がないが残念。来年こそは良い環境で開催できることを祈っている」とした。

 大会はいわき市と福島民友新聞社、読売新聞社などでつくる実行委員会と福島陸上競技協会の主催。中止基準の規定通り、エントリー費は一部をランネットのポイントで返金する方針。

 問い合わせは実行委事務局(電話0246・22・7607)へ。

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