相沢選手と「楽ラン」 故郷・須賀川、子どもらに走る楽しさ伝授

 
子どもたちと藤沼湖周辺を走った相沢さん(右手前)

 須賀川市出身で東京五輪陸上男子1万メートルに出場した相沢晃さん(25)=旭化成=は19日、同市長沼地区の藤沼湖自然公園で開かれた「相沢晃記念杯 藤沼湖駅伝競走・ロードレース大会」に参加し、子どもたちと公園内を走って陸上競技の楽しさを伝えた。

 小学生の頃から藤沼湖周辺を走り、公園内の温泉やパークゴルフ場にもよく通っていたという相沢さん。「小さな時から親しんできた場所。自然豊かで、子どもの頃の遊び場だった」と懐かしんだ。

 今回は大会を主催した合同会社「3F(スリーエフ)」代表で、学法石川高時代の同級生田母神一喜さん(24)から参加依頼を受け、「子どもたちがトップ選手を身近に感じられる機会をつくりたい」との思いに賛同、参加を決めた。

 相沢さんは小学生と一緒に、公園内に設けられた1・5キロのコースを走った。先頭に立って子どもたちを引っ張り「ファイト」などと声をかけて激励した。

 相沢さんは「楽しく走る子どもたちから元気をもらった。できれば大会に毎年参加し、地元を盛り上げたい」と話した。今後については「パリ五輪の1万メートルを目標に、世界で通用する選手になりたい」と話した。

 このほか相沢さんは、田母神さん、学法石川高時代の同級生阿部弘輝さん(24)=住友電工=、1学年後輩の遠藤日向さん(24)=同=とトークショーに臨み、記録を伸ばすための練習法などを紹介した。

 相沢さんらと交流した天栄村の猪越結愛さん(広戸小6年)は「トップ選手になるため、日頃の練習から頑張りたい」と話した。同社は来年度以降も大会の開催を検討している。

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