「絶対王者」学法石川 盤石のたすきリレー、県高校駅伝・男子

 
男子学法石川の(左から)大湊、小田切、薄根、平賀、野口、山崎、早乙女

 20日行われた第67回県高校駅伝競走大会で男子は、重圧をはねのけ、「絶対王者」の学法石川が12連覇を成し遂げた。全区間で区間賞を獲得する盤石のたすきリレーだった。

 全員3年生のオーダー。「まずは12連覇ができてホッとしている」と話したのは、1区の大湊柊翔。1年の頃から出場しているが、これまでは納得のいく走りができなかったという。「今年はレースプラン通りに走れた。合格点です」と笑みを浮かべた。

 一方、4区の平賀大貴は苛烈なメンバー争いを勝ち抜いて初出場。「100人ほどいる部員の気持ちを背負って走ることができた」と手応えを口にした。12月の都大路に向けて「地元の方々に元気を届けられる走りをしたい」と、地元矢吹町への思いも語った。

 2位に大きく差を付けてフィニッシュしたアンカー早乙女良真も初出場。監督に自ら「アンカーを走りたい」と言い続けており、調子を上げて見事実現した。「願い通りのアンカーを走れて気持ちが良かった」

 3区を走った主将薄根大河は「全員が『もっと速くなりたい』と思い続けてきた。都大路ではみんなで全力を出し切り、笑って終わりたい」と決意を語った。(伊藤雅将)

■優勝メンバー一言
 1区・大湊柊翔(3年) 中間でタイムを落として目標に届かなかったが、次につながるレースができた。
 2区・小田切幹太(3年) 故障明けで万全ではなかったが、チームのために全力を尽くして走った。
 3区・薄根大河(3年) 目標タイムは達成できたが、後半もっと頑張れたはずなので80点くらいの走り。
 4区・平賀大貴(3年) 目標タイムに届かず悔しさは残るが、気持ちで負けることはなかった。
 5区・野口颯汰(3年) 前半は向かい風に苦労したが、後半は力を出し切ることができて満足。
 6区・山崎一吹(3年) 膝の故障でしばらく練習できなかったが、その中でも全力は出すことができた。
 7区・早乙女良真(3年) 初出場の県高校駅伝で、しかもアンカーを走ることができて楽しかった。

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