福島7位 2年連続入賞、東日本女子駅伝 東京が新谷で逆転優勝

 
7位となり、2大会連続の入賞を果たした本県選手団

 第37回東日本女子駅伝競走大会は13日、福島市の信夫ケ丘競技場を発着点に9区間42・195キロで開かれ、東京が2時間17分29秒で3大会ぶり10度目の優勝を果たした。本県は2時間20分41秒で7位に入り、2大会連続の入賞を果たした。

 本県は、1区金沢佳子(東北福祉大4年、福島明成高卒)が9位でたすきをつなぎ、2区岩崎麻知子(学法石川高3年)が2人を抜いて7位に付けた。

 上り坂の続く3区を任された佐藤瑠香(同3年)から、8位でたすきを受けた4区木戸望乃実(石川中3年)が区間3位の力走で順位を6位に上げた。

 5区平尾暁絵(学法石川高3年)が順位を二つ落としたが、6区山田桃子(同2年)が区間3位の快走で再び6位に浮上。7区小島彩乃(日体大1年、学法石川高卒)が一つ順位を落としたが、8区丹野星愛(大鳥中2年)が区間4位のタイムで6位に盛り返した。

 最終9区の鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)は粘って7位でフィニッシュした。

 東京は東京五輪陸上女子1万メートルに出場した新谷仁美(積水化学)がアンカーを務め、トップを走る千葉から1分差の2位でたすきを受けると区間賞の走りでフィニッシュテープを切った。

 福島は中学生コンビ好走

 本県は中高生が好走し、2大会連続の入賞を果たした。渡部裕也監督(若松二中教)は「入賞圏内で苦しい場面もあったが、よく頑張った」と選手をたたえた。

 4区木戸望乃実(石川中3年)が区間3位、8区丹野星愛(大鳥中2年)が区間4位と中学生コンビが力走した。

 初出場の丹野は「最初からハイペースで走った。後半でさらにスピードを上げた」と強気な走りで結果を出した。木戸は「区間賞を狙って、スタミナ強化に努めてきた。積極的に前を追って走った」と冷静に振り返った。

 木戸の次の目標は来年1月の全国都道府県対抗女子駅伝での区間賞だ。「チーム福島に貢献できる走りがしたい」と意気込んだ。

【総合成績】
〈1〉東京    2時間17分29秒
〈2〉千葉    2時間18分30秒
〈3〉埼玉    2時間19分3秒
〈4〉神奈川   2時間19分34秒
〈5〉宮城    2時間19分54秒
〈6〉栃木    2時間20分32秒
〈7〉福島    2時間20分41秒
〈8〉長野    2時間21分1秒
〈9〉静岡    2時間22分11秒
〈10〉群馬   2時間23分15秒
〈11〉北海道  2時間23分50秒
〈12〉新潟   2時間24分38秒
〈13〉茨城   2時間25分31秒
〈14〉山梨   2時間26分43秒
〈15〉青森   2時間26分48秒
〈16〉秋田   2時間26分57秒
〈17〉山形   2時間27分4秒
〈18〉岩手   2時間30分13秒


【区間賞】
▽1区(6キロ)
 岡本春美(群馬) 18分50秒
▽2区(4キロ)
 古田島彩(神奈川) 13分10秒
▽3区(3キロ)
 村岡美玖(長野) 9分45秒
▽4区(3キロ)
 磯陽向(栃木)  9分22秒
▽5区(5.0875キロ)
 杉森心音(宮城) 16分11秒
▽6区(4.1075キロ)
 長岡みさき(宮城) 13分18秒
▽7区(4キロ)
 岡本姫渚乃(神奈川)13分12秒
▽8区(3キロ)
 村上美優(千葉) 9分20秒
▽9区(10キロ)
 新谷仁美(東京) 31分8秒

【本県の区間記録】
▽1区=金沢佳子 20分7秒〈9〉
▽2区=岩崎麻知子13分17秒〈4〉
▽3区=佐藤瑠香 10分24秒〈8〉
▽4区=木戸望乃実9分40秒〈3〉
▽5区=平尾暁絵 17分9秒〈7〉
▽6区=山田桃子 13分23秒〈3〉
▽7区=小島彩乃 13分48秒〈10〉
▽8区=丹野星愛 9分26秒〈4〉
▽9区=鈴木葵  33分27秒〈7〉
 

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