最終学年「箱根目指す」 東農大の高槻主将、本県チームでも力走

 
全国都道府県対抗男子駅伝で3区を走った本県チーム主将の高槻選手。「箱根駅伝に出場できるよう頑張る」と目標を語る=広島市・第2中継所付近

 広島県で22日に行われた全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で、16位だった本県チームの主将を務めたのは、3区を力走した東京農業大3年の高槻芳照選手(学法石川高卒、福島市出身)。東農大の陸上競技部でも男子長距離ブロックの主将を任されており「今年は最終学年。自分の代で箱根駅伝に出場できるよう頑張る」と、箱根への強い思いを口にした。

 東農大は1921(大正10)年の第2回大会から箱根駅伝に出場し、これまでの出場回数は69回を数える。だが近年は箱根路から遠ざかっており、直近の出場は2014年の第90回大会で、以来9回連続で不出場となっている。

 高槻選手は1年時の2021年の第97回大会に関東学生連合チームの一員として出場し8区を走った。その際、「東農大として箱根駅伝に出たい」と強く感じたという。第98回、第99回の大会の予選会は個人として好成績を残したが、チーム全体としては力が足りず、予選突破が叶わなかった。

 主将としてチームをまとめる高槻選手。総合力は確実に伸びており「今年の予選会は突破できると思う」と手応えを語る。「しっかりと前を見据え、みんなで箱根路を目指す」。次回は節目の第100回大会。東農大カラーの「松葉緑」のたすきリレーの復活に期待が懸かる。

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