「Jヴィレッジハーフ」フルマラソン化計画 24年冬公認目指す

 
マラソン大会の舞台となる浜街道

 浜通りの復興の象徴とされているJヴィレッジを発着点とするハーフマラソン大会を巡り、将来的なフルマラソン化が計画されていることが26日、関係者への取材で分かった。Jヴィレッジ周辺の海沿いを南北に走る県道広野小高線(通称・浜街道)が、2月に富岡町まで延伸することを受けての対応で、地域振興や交流人口の拡大につなげていく狙いがある。

 フルマラソン化の計画は、Jヴィレッジの立地町の楢葉町を中心に議論されている。同町によれば、現行のコースに浜街道の延伸分を加え、復興の度合いが分かるような場所を組み込んだルートを今年夏~秋ごろまでに広野町を含めた3町で協議する方向になっている。3町間の協議には時間がかかる部分もあるが、早ければ来冬から日本陸連の公認を受けた大会として開催したい意向だ。

 Jヴィレッジハーフマラソンは、廃炉作業の拠点となったJヴィレッジ施設の全面再開を記念し、被災地の復興を後押ししようと2019年12月に初めて開催された。現在は多くのランナーが集まる大会に成長している。昨年は12月に開かれ、約1400人のランナーが参加した。

 浜通りでは、冬季に日本陸連公認のフルマラソン大会「いわきサンシャインマラソン」が開催されている。双葉郡を開催地とするフルマラソン大会が実現すれば、マラソンを通じたまちづくりや浜通り全体の活性化にも期待がかかる。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【2024新戦力】ジュ ヒョンジン GK 背番号39/ 広い守備範囲強み