男子は大橋、女子は大渕が初代王者 ふくしまシティマラソン

 
(写真上)【ハーフ男子】初優勝した大橋秀星=誠電社WINDYスタジアム(写真下)【ハーフ女子】初優勝した大渕芽亜里

 福島市の誠電社WINDYスタジアム(信夫ケ丘競技場)を発着点に21日に開かれた「ふくしまシティハーフマラソン」では、初代チャンピオンを目指して参加者が健脚を競った。ハーフマラソンでは、男子の部で大橋秀星(しゅうせい)(東京都、小平市陸協)が1時間6分42秒、女子の部で大渕芽亜里(めあり)(宮城県、ユナイテッド)が1時間20分54秒でそれぞれ優勝を飾った。県勢では、男子の部の渡辺徳(あつし)(二本松市、福島陸協)が1時間9分20秒でトップの成績を残してフィニッシュした。

 【ハーフマラソン成績】

 ◇男子

 ▽総合〈1〉大橋秀星(東京都)1時間6分42秒〈2〉大橋真弥(宮城県)〈3〉山崎竹丸(高知県)〈4〉渡辺徳(二本松市)〈5〉斎藤拓也(東京都)〈6〉渡辺一哉(二本松市)〈7〉玉沢良太(千葉県)〈8〉小畠翼(会津若松市)

 ▽29歳以下〈1〉畦地貴斗(東京都)1時間11分1秒〈2〉末永大地(東京都)〈3〉森永嵩也(東京都)〈4〉小元健(南相馬市)〈5〉五十嵐拓也(会津若松市)〈6〉高橋聖弥(宮城県)〈7〉佐藤征昭(郡山市)〈8〉伊藤亜久里(西会津町)

 ▽30~39歳〈1〉池田大樹(埼玉県)1時間10分35秒〈2〉高橋良太(福島市)〈3〉半沢拓見(二本松市)〈4〉粟野峻(山形県)〈5〉神野藤宏行(二本松市)〈6〉中島拓実(同)〈7〉秋山陽祐(茨城県)〈8〉大河原謙人(山形県)

 ▽40~49歳〈1〉山田泰広(福島市)1時間12分53秒〈2〉磯松紀広(埼玉県)〈3〉中本洋平(福島市)〈4〉荒谷義成(宮城県)〈5〉阿部博史(南会津町)〈6〉油井智也(山形県)〈7〉鑓水佑(山形県)〈8〉野村茂行(埼玉県)

 ▽50~59歳〈1〉鈴木衛(宮城県)1時間17分18秒〈2〉菅野克敏(同)〈3〉杉田康(同)〈4〉安斎勝章(二本松市)〈5〉西谷豪(宮城県)〈6〉大沢悟(栃木県)〈7〉小谷野繁樹(いわき市)〈8〉関根昌芳(須賀川市)

 ▽60~69歳〈1〉岩井裕二(宮城県)1時間23分34秒〈2〉金井崇浩(群馬県)〈3〉浅倉豊(埼玉県)〈4〉本田賢(郡山市)〈5〉山田孝志(伊達市)〈6〉長尾一志(福島市)〈7〉高野和弘(同)〈8〉冨塚忠夫(田村市)

 ▽70歳以上〈1〉塚田義一(新潟県)1時間36分28秒〈2〉本田一典(宮城県)〈3〉山崎進(同)〈4〉今野君雄(同)〈5〉山田健一(滋賀県)〈6〉岡田正(東京都)〈7〉金沢隆夫(西郷村)〈8〉熊坂薫(東京都)

 ◇女子

 ▽総合〈1〉大渕芽亜里(宮城県)1時間20分54秒〈2〉秋元愛(川内村)〈3〉荒山悦子(東京都)〈4〉橘内彩音(桑折町)〈5〉千葉悠里奈(宮城県)〈6〉鈴木裕美(福島市)〈7〉山田博美(会津若松市)〈8〉佐藤仁美(南相馬市)

 ▽29歳以下〈1〉安斎智香(福島市)1時間30分27秒〈2〉中野麻衣子(郡山市)〈3〉持立雨音(福島市)〈4〉笹木晴奈(東京都)〈5〉武藤咲希(いわき市)〈6〉鈴木郁華(会津若松市)〈7〉鴫原和心(二本松市)〈8〉佐藤有美(三春町)

 ▽30~39歳〈1〉桜庭珠希(宮城県)1時間30分29秒〈2〉根元香苗(埼玉県)〈3〉今泉静香(二本松市)〈4〉渡辺明美(三春町)〈5〉渡辺寿恵(二本松市)〈6〉市川典子(東京都)〈7〉永林美波(小野町)〈8〉上野瑠美(会津若松市)

 ▽40~49歳〈1〉坂本久美子(埼玉県)1時間29分48秒〈2〉角田美智子(鏡石町)〈3〉熊谷順子(福島市)〈4〉三上真依子(宮城県)〈5〉吉田美樹(いわき市)〈6〉西本ふみ(神奈川県)〈7〉小幡真紀(栃木県)〈8〉猪俣美樹(喜多方市)

 ▽50~59歳〈1〉高橋順子(東京都)1時間33分4秒〈2〉往住京子(同)〈3〉本間美江(須賀川市)〈4〉永盛真由美(千葉県)〈5〉高根真佐子(福島市)〈6〉松田留美(神奈川県)〈7〉木村恵巳(宮城県)〈8〉渋谷祐子(同)

 ▽60~69歳〈1〉金船圭子(東京都)1時間32分33秒〈2〉永井真友美(茨城県)〈3〉山口佳子(茨城県)〈4〉鈴木智子(東京都)〈5〉佐藤千代子(宮城県)〈6〉中村京子(宮城県)〈7〉大門由夏(栃木県)〈8〉高橋睦子(宮城県)

 ▽70歳以上〈1〉長谷川遊(茨城県)1時間47分44秒〈2〉北川孝子(愛知県)〈3〉菊地隆子(宮城県)〈4〉斎藤稜子(神奈川県)〈5〉山本悦子(千葉県)〈6〉野地イツ子(二本松市)〈7〉工藤秀子(宮城県)〈8〉佐藤美代子(伊達市)

 残り400メートル、トラックで逆転

 市役所に勤務する33歳の「公務員ランナー」大橋秀星が、初代王者の座を射止めた。大橋は「1回目の大会でしか得られない称号。走るからには1番を取りたかった」と満足そうだった。

 最後の400メートルにドラマが待っていた。約10メートル差の2位で競技場に戻ってくると、「トラック1周で勝負しようと思った」と懸けに出る。バックストレートで一気にギアを上げ、1位の選手を抜き去ると、そのまま20メートル以上の差をつけてゴールテープを切った。鮮やかな逆転劇に「プラン通りにいった」と本人も納得の表情を浮かべた。

 専大時代に3度の箱根路を経験した実力者も、今は東京都小平市役所勤務の公務員。仕事を終えた後の夜に練習をする毎日で、調整には苦労することもある。今大会のゲストランナーで公務員ランナーとして世界選手権に出場した川内優輝さんから表彰式で活躍をねぎらわれると、大橋の顔に自然と笑みがこぼれた。

 沿道で受けた多くの声援が「力になった」と大橋。「タイムも出やすいコースだと思う。よりいい記録が出せるように来年も走りたい」と青写真を描いた。(佐藤智哉)

 「ペース配分良かった」圧巻の走り

 気温が上昇する難条件の中、女子の部を制した大渕芽亜里は「住宅街で住民の応援があって力が出せた。1回目で優勝できてうれしい」と破顔一笑した。

 陸橋が多いコースで「なかなかスピードに乗れず苦労した」と大渕。それでも、2位に3分以上の差を付ける圧巻の走りを披露し「ペース配分を調整できたのが良かった」とうなずいた。

 福島市を走るのは、高校時代に宮城県代表として出場した東日本女子駅伝以来だったという。大渕は「久々の福島で満足できるタイムが出なかったのは悔しい。来年リベンジしたい」と見据えた。

 県勢トップは渡辺の4位

 男子の部で4位入賞を果たした二本松市の渡辺徳が県勢トップの成績を残した。「県外の力のある選手が出場してくる中で、県勢1位は狙っていた。地元の人や職場の応援に感謝したい」と喜んだ。

 4月から中高校生を中心とした陸上のクラブチーム「Aプロジェクト」を設立し、競技の普及にも取り組んでいる。渡辺は「生徒たちに少しはいいところを見せられたかな」と笑顔を見せ「全国でも活躍できる選手を育てられるように、指導もより一層頑張っていきたい」と語った。

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