東洋の聖光学院高卒・佐藤都が二塁打 日本9得点大勝、郡山で日米大学野球

 
8回表日本無死、二塁打を放つ佐藤都=ヨーク開成山スタジアム

 第43回日米大学野球選手権は20日、郡山市のヨーク開成山スタジアムで第4戦が行われ、日本は9―1で勝ち、通算2勝2敗となった。

 日本は三回、海野(東海大)の本塁打などで4点を先制。その後も牧(中大)と、郡司(慶大)の2本の本塁打などで加点し、大きくリードを広げた。佐藤都志也(東洋大、聖光学院高卒)は5番一塁で出場。八回に今大会初安打となる二塁打を放ち、5打数1安打だった。第5戦は21日午後6時から、明治神宮野球場(東京都)で行われる。

 左翼線に跳ねていった打球を見送り、二塁に到達すると、いわき市から駆け付けスタンドで見守っていた家族に両手でガッツポーズを送った。佐藤都志也(東洋大、聖光学院高卒)は「今大会初安打を福島で出せてほっとした」と地元での一打を喜んだ。

 五回の第3打席、右方向へ飛んだフェンスぎりぎりの打球が、右翼手の好守でグラブに収まった。快音が響いたのは次の打席。「バッティング練習の意識で」とリラックスして入り、打席に入ると外角の直球を左翼線へはじき返した。

 高校時代から慣れ親しんだ「ホームグラウンド」での試合。名前がコールされるたびに拍手が湧き、観客の視線が一挙一動に集まった。「帰ってきたらこれだけ応援してもらえるんだ」。うれしい実感をかみしめた。

 高校時代はプロ志望届を提出したが、指名漏れ。「次は1位指名を受ける」と言い残し、大学に進んだ。

 左打者で、逆方向へ打球を飛ばすことが課題という。「まだまだ物足りなさがある」と振り返るが、この日の一打は光明が見えた一打でもあった。「あすはヒーローになる」。応援を力に変え、決戦の地・神宮へ向かった。

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