学法石川高・藤宮V、鮮烈な復活劇 国体・陸上少年男子3000

 
【少年男子B3000メートル決勝】8分19秒45の自己ベストで優勝した藤宮歩=茨城県ひたちなか市・笠松運動公園陸上競技場

 福島県を担う次世代のトップランナーが強さを見せつけた。陸上少年男子B3000メートルで藤宮歩(学法石川高1年)が、2014(平成26)年の長崎国体で遠藤日向(住友電工、学法石川高卒)が同種目を制して以来のタイトルを手にした。

 「しっかり足をためることができた」。トップを走る選手のすぐ後ろに位置取り残り1周で自ら仕掛けた。リードが10メートル、15メートルと広がる。後続も追いすがるが後ろは振り返らない。

 「勝ちきる自信があった」。人さし指を突き上げてフィニッシュした。けがで出遅れた18年の全中3000メートル覇者が1年ぶりに自己ベストを更新、見事に復活を果たした。

 高校入学後すぐに足の付け根を痛め、シーズン前半を棒に振った。その間、けがの原因となった走りの癖を直す地道なトレーニングを続けてきた。県高体出場を見送り、秋の新人戦は1500メートルで3位、5000メートルで2位。

 中学時代は同世代で負けなしだった県の舞台で苦杯もなめた。それでも「悔しさと同時に陸上が楽しいと改めて思うきっかけになった」と、この期間は無駄ではなかったと振り返る。

 高校での目標は「インターハイ優勝と国体3連覇」と宣言する藤宮。高校長距離界を席巻した先輩ランナーたちをここから追い掛ける。

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