カヌー疾走、中高生が水上練習を再開 二本松・阿武隈漕艇場

 
復旧した阿武隈漕艇場でカヌーの水上練習を再開した高校生たち

 東日本台風で浮き桟橋などが流失した二本松市の阿武隈漕艇場が復旧し、水しぶきを上げてカヌーを進める中高校生らの姿が戻った。3月末に復旧工事は完了していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いカヌー部の活動が中止となり、カヌーが川面に浮かぶ"完全復旧"が待たれていた。

 阿武隈漕艇場は1995(平成7)年のふくしま国体をきっかけに整備された本県カヌー競技の拠点。2008年の北京五輪に出場した久野綾香さんをはじめ、東京五輪への出場が内定した宮田悠佑選手らが高校時代などに練習に励んだ。

 しかし昨年秋の東日本台風で阿武隈川が増水し、浮き桟橋やコース表示、指導や大会運営で使うモーターボート2台などを流失した。市は昨年度中に中高生の練習環境を整えるため、浮き桟橋を改修し、東京五輪会場でも使われるモーターボート2台を購入するなどした。

 水上練習は、県立高校の部活動の中止が解除されたことを受けて8日に再開された。本年度のカヌー部員は安達高3人と二本松工高6人の計9人で、ほぼ毎日漕艇場に通って練習に取り組む。

 安達高カヌー部顧問の小久保英一知教諭は「天候にもよるが、どんどん水上で練習をさせたい」と話し、東京五輪出場を目指す青木瑞樹さん(安達高3年)らと一緒に小中学生が練習する環境につながることに期待を込めた。

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