パラ陸上、東邦銀行・佐藤が現役引退 「精いっぱいできた」

 

 パラ陸上女子100メートル(視覚障害T13)などの日本記録保持者、佐藤智美(30)=東邦銀行=が15日、現役引退を表明した。5、6の両日に埼玉県で行われた日本パラ陸上選手権が最後の大会となった。佐藤は「精いっぱい陸上競技に取り組むことができた」とコメントした。

 佐藤は二本松市出身。県立盲学校(現視覚支援学校)の中等部で競技を始めた。女子100メートル(視覚障害T13)で12秒95の記録を持ち、本県パラ陸上界の第一人者として活躍。東日本大震災直後の2011(平成23)年4月に国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)の世界大会で銅メダルを獲得し13年と17年の世界パラ選手権でも入賞を果たした。

 昨年5月に視力の低下で伴走と一緒に出場できる視覚障害T12にクラスが変わり、女子200メートルで27秒64の日本記録を樹立した。走り幅跳びにも挑戦した。

 東京パラリンピック出場を目指していたが、今夏の開催が延期となった。佐藤は「年々、パラ競技のレベルが上がってきており、自分の年齢、体力を考えると、目標に近づけることがなかなか難しい状況だと思い、引退を決めた」と明かした。今後は東邦銀で銀行員の仕事に専念する。

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