田村・大和田V、大会新に肉薄 福島県高体陸上・男子800

 
【男子800メートル決勝】1分53秒21で優勝した大和田(田村)=いわき陸上競技場

 県高校体育大会陸上競技第3日は30日、いわき市のいわき陸上競技場で男女10種目の決勝などが行われた。男子800メートルでは大和田貴治(田村)が1分53秒21で優勝、女子2000メートル障害は亀岡花凛(学法石川)が6分58秒09の大会新で制した。男子400メートル障害の町田怜央(日大東北)は大会第1日の400メートルと合わせて2冠となった。大会最終日の31日は男女11種目の決勝などが行われる。

 恩師の記録あと1秒07

 顧問が持つ大会記録にわずかに届かず、悔しがった。男子800メートルで優勝した大和田貴治(田村3年)は高校最後の県大会で"恩師超え"を狙っていた。

 「大会記録を狙うなら自分から行こうと思った」と振り返るように、スタートから先頭に立ち、レースを引っ張った。後続とのリードを広げて2周目に突入。しかし、ラストスパートに力を温存しようと意識が働き、スピードがわずかに落ちた。ギアを入れ替え、もう一度加速したが1分53秒21でフィニッシュ。大会記録に1秒07足りなかった。

 大会記録は27年前、いわき市出身の佐藤修一監督が田村高3年時に出した。四倉中(いわき市)出身の大和田は小学生から田村高OBに陸上を教わり、自然と"田村イズム"を継承。「田村にはいわきを出た素晴らしい先輩がいる」との言葉を胸に伝統校の門をたたいた。

 親元を離れ、朝練習に人一倍取り組むなど地道に力を付けてきた。佐藤監督からはレース前「大会記録を狙えるぞ」と送り出されていただけに、悔しさは大きかった。「この悔しさは東北大会と全国大会で晴らす」と大和田。恩師超えは大舞台で実現するつもりだ。

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