ルートインＢＣリーグの福島レッドホープスは１３日、ホームのヨーク開成山スタジアム（郡山市）で神奈川フューチャードリームスと対戦し、５―０で快勝した。通算成績は７勝１１敗で、北地区４チーム中４位のまま。

　福島は一回、佐藤優の犠飛で１点を先制すると、三回は大泉の適時打で２点目を挙げた。５回には２本の三塁打や相手のボークで３点を奪い、５点差に突き放した。先発の若松駿は９回無失点６奪三振の好投で、完封勝利を収めた。

　福島は次戦の１４日、同球場で神奈川と戦う。午後１時開始予定。

　三塁踏ませず

　福島の先発若松駿太はチーム加入後初の完封勝利で今季２勝目をマーク。「調子は良くなかったが、投げないといけないとの気持ちでやった結果」と振り返った。

　立ち上がりからカットボールを中心とした動く球で早打ちの打者を次々と手玉に取った。零封目前の９回、連打で無死一、二塁のピンチを背負うも打たせて取る投球で２死とした。最後はカットボールでゴロに仕留め、相手に三塁すら踏ませなかった。

　ＢＣリーグでの完封は栃木ゴールデンブレーブス所属時の２０１９年４月以来約４年ぶり。「直球で空振りや見逃しが取れれば、もっと楽になる」。ＮＰＢ経験者の技巧派は、たゆまず投球を磨き続けていく。