高校バスケ・ウインター杯 福島県代表3校、初戦相手決まる

男子・帝京安積×瓊浦、男子・福島東稜×宇部工、女子・福島東稜×鹿児島
第76回全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ、12月23~29日・東京体育館ほか)の組み合わせが20日、決まった。
県代表枠と東北ブロック枠で2校が出場する本県男子代表は、帝京安積が1回戦で瓊浦(けいほ)(長崎)と対戦する。福島東稜は同じく1回戦で宇部工(山口)と戦う。
本県女子代表の福島東稜は1回戦で鹿児島(鹿児島)との対戦が決まった。
男子では今夏の全国高校総体王者の日本航空(山梨)が2回戦から登場し、高岡第一(富山)―一関工(岩手)の勝者と対戦する。女子では前回女王で総体も制した京都精華学園が浜松開誠館(静岡)―慶進(山口)の勝者を2回戦で迎え撃つ。
試合開始時間などは、後日発表される。男女各60チームが出場。東京体育館(東京都渋谷区)をメイン会場に、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)でも試合が行われる。
■男子・帝京安積 シュートや速攻磨く
初戦で瓊浦(長崎)と対戦する男子の帝京安積はウインターカップ初出場だ。主将の大栗拓真(3年)は「経験がない大きな舞台だが、自分たちの武器を生かして戦いたい」と意気込みを語った。
攻守の素早い展開と3点シュートが持ち味だ。大栗は「相手守備を崩してからのシュートや速攻をさらに磨いていく」と全国大会に向けて練習を重ねる。
水野優斗監督は「相手には身長が高い留学生選手がいると聞いた。スピードを生かして数的有利をつくり、攻撃につなげていきたい」と初戦を見据えた。
■男子・福島東稜 焦らず我慢の守備を
2年ぶり5度目の出場となる男子の福島東稜は、宇部工(山口)が初戦の相手となった。副主将の郡司堅(3年)は「焦らず我慢して守備から流れをつくる」と力を込める。
県予選会の決勝リーグ最終戦では、コミュニケーション不足から守備陣形の切り替えに課題が残った。現在は試合形式の練習で課題克服を図っている。
2021年には8強入りしており、今大会はベスト4以上を目指す。渡部浩一監督は「恐れずにチャレンジし、自分自身に期待を持って戦ってほしい」と選手の成長を期待した。
■女子・福島東稜 経験豊富3年生カギ
3年連続3度目の出場となる女子の福島東稜は鹿児島と対戦する。主将の柴田美奈(3年)は「まずは1勝して、その先のベスト16以上を目指す」とウインターカップ初勝利に向けて闘志を燃やす。
高さを生かした「走るバスケ」が特徴。柴田ら経験豊富な3年生の活躍が鍵を握る。星希望監督は「3年生がつくり上げてきたチーム。先手必勝でペースを握りたい」と勝利を見据える。
全国高校総体では1回戦で逆転負けを経験した。柴田は「同じミスは繰り返さない。夏の忘れ物を取り返しに行く」と力強く語った。