今井がパリ五輪を断念...体の状態間に合わず 選考レース見送り

 
南相馬市小高区出身の今井正人選手

 男子マラソンでパリ五輪出場を目指していた南相馬市小高区出身の今井正人(39)=トヨタ自動車九州、原町高卒=は10日、福島民友新聞社の取材に応じ、代表入り残り1枠を懸けた選考レースに出場しない意向を明かした。パリ五輪出場の可能性はなくなり、今井は「勝負できる状況まで体の状態が間に合わなかった。悔しい思いもあるが、自分自身の力不足だと受け止めている」と語った。

 今井は昨年10月、パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)に出場。しかし、大会約1カ月前に右太ももを痛め、本調子でレースに臨めず、31キロ過ぎで途中失格となっていた。代表入りには残り1枠を懸けて昨年12月の福岡国際マラソン、今月25日の大阪マラソン、3月3日の東京マラソンで設定タイムを突破した上で、記録最上位に入る必要があったが、いずれも出場を見送った。

 今井は出場を断念した理由について「MGCを終えて、気持ちの切り替えはできたが、体のダメージが思ったよりも大きく、練習再開に時間がかかった」と説明。「狙っていたパリに出場はできないが、五輪という目標があるからこそ挑戦を続け、頑張ってくることができた」と振り返った。

 今月25日には復帰戦として福岡市で開かれる日本選手権クロスカントリーに出場する予定だ。今井は「まずは戦う場に戻り、走りたいと思った。あとのことは見えていないが目の前の1本を大切にして、元気な姿を見せたい」と前を向く。

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