安斎、視線は日本代表 J1京都サンガ、尚志高卒業式で決意新た

 
仲間たちと卒業式に臨んだ安斎(中央)

 J1京都サンガFCのMF安斎悠人(18)=福島市出身=が3日、尚志高の卒業式に臨み、決意を新たに、学びやを巣立った。「A代表になることが目標。"飛び級"でパリ五輪の代表になりたい」とプロでの飛躍を誓った。

 スピードを生かしたドリブル突破を武器に、全国高校サッカー選手権県大会3連覇や、昨年の高校生年代最高峰、高円宮杯JFAU―18プレミアリーグで東地区2位に貢献。U―17日本高校選抜とU―18とU―19の日本代表にも選出された。

 「仲村浩二監督に、プロに行くための土台をしっかりつくってもらえた」と昨年12月、京都に内定した。今年2月25日のJリーグ公式戦で初出場し、土壇場で初得点となる同点ゴールを決め、華々しいデビューを飾った。

 高校3年間での思い出は2、3年生時に出場した全国高校サッカー選手権でいずれも2回戦敗退を味わったこと。「勝ちたい気持ちが強い方が勝つことを学んだ。それを忘れずにプロでもプレーしたい」と話した。

 1月中旬にクラブに合流し、約2カ月ぶりに卒業式でチームメートと顔を合わせた。「電話ではやりとりしていたが、直接会えるのはやっぱりうれしい」と頬を緩ませた。

 5歳の頃に東日本大震災を経験。年齢を重ねるごとに、当時の悲惨な出来事を知るようになった。次第に「福島を明るくしたい」という思いが芽生え、高校も地元の尚志高を選び、雄姿を見せてきた。今後も「地元の選手として福島を元気づけたい」とプロの世界で故郷を盛り上げるつもりだ。

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