福島・あづま球場で「テロ対策」総合訓練 東京五輪本番を意識

 
無差別殺傷事件などを想定し連携を確認したテロ対策訓練

 県内の交通機関などで組織する県公共交通関係機関テロ防止連絡協議会は29日、福島市の県営あづま球場でテロ対策総合訓練を行った。同球場は東京五輪の野球・ソフトボール会場になることから、参加者が五輪本番を意識し連携を確認した。

 県警や陸上自衛隊、福島交通などから約220人が参加。大規模スポーツイベント会場に向かうシャトルバス内で起きた無差別殺傷事件と、球場内で不審物が発見された2パターンで行われた。このうち、無差別殺傷事件の訓練では、乗客のいるバス内で犯人がマシンガンを発砲。人質1人を連れてバスを降りたが、隙を見て人質が逃げた直後に県警機動隊が犯人を取り押さえた。訓練に先立ち、県警本部で同連絡協議会総会も開かれた。

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