福島・あづま球場で7月21日競技開始 東京五輪・21年競技日程

 

 東京五輪組織委員会は17日、新型コロナウイルスの感染拡大で来年夏に延期となった大会の競技日程などを発表した。7月23日に開幕し、競技は開会式2日前の同21日にあづま球場(福島市)で行われるソフトボール第1試合日本―オーストラリアで幕を開ける。

 大会は7月23日~8月8日の17日間で、史上最多の33競技339種目が行われる。日程は延期前から1日ずつ前倒しとなり、変更点は一部競技の実施時間を30分~1時間遅らせるなど微調整にとどまった。

 あづま球場では7月21日にソフトボールの日本―オーストラリア、イタリア―米国、メキシコ―カナダの予選3試合、同22日に米国―カナダ、日本―メキシコ、イタリア―オーストラリアの予選3試合の計6試合を実施。同28日には野球の予選1試合が行われる予定で、日本代表戦を組む方向で調整している。

 県勢の活躍が期待されるバドミントンは7月24日に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で競技がスタート。金メダル候補の桃田賢斗(NTT東日本、富岡高卒)が出場する予定の男子シングルスは8月2日に決勝が行われる。渡辺勇大・東野有紗組(日本ユニシス、富岡高卒)の出場が確実な混合ダブルスの決勝は7月30日。

 2度目の五輪代表に内定した自転車の新田祐大(日本競輪選手会、白河高卒)は男子ケイリンと男子スプリントの2種目に出場する可能性がある。男子スプリント予選は8月4日に始まり、決勝は同6日、男子ケイリンは同7、8日の日程となる。会場は伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)。カヌースプリントで代表に内定した宮田悠佑(和歌山県教育センター学びの丘、安達高卒)の男子カヤックフォアは8月6、7日に海の森水上競技場(東京都江東区)で予選と決勝が実施される。レスリング女子76キロ級代表内定の皆川博恵(クリナップ)は8月1日に登場する。

 高倉麻子監督(福島市出身)が率いるサッカー女子の日本代表は7月21日からの1次ラウンドに挑む。

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