自転車・新田祐大選手、3月末に負傷 現在は回復「影響ない」

 

 東京五輪自転車トラック競技で代表に内定している新田祐大(34)=会津若松市出身、白河高卒=は5日、報道陣の取材に応じ、3月末の練習中に転倒し、左脚にけがを負っていたことを明かした。現在は「けがの影響はまったくない」と回復をアピールし、来年に延期となる五輪への意気込みなどを語った。

 全日本自転車競技選手権大会が行われているヤマダグリーンドーム前橋(群馬県)で取材に答えた。

 延期が決まった東京五輪の新たな日程が発表された翌日の3月31日、公道で個人練習をしていたところ、タイヤを滑らせ転倒した。転んだ勢いでガードレールにも接触し、救急車で運ばれたという。診断は左太ももの筋断裂で2週間の入院を要するけがだった。その後はリハビリを続け、けがから1カ月程度で代表チームに軽めの練習で合流できるようになったという。

 新田は「五輪どころか選手生命も終わったと思った」と当時の様子を振り返り、「今は練習の内容も充実しているし、走りもできている。(五輪まで)1年を切っているが、そこに向けてしっかりやるべきことを見つけながら進めている」と語った。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【2024新戦力】ジュ ヒョンジン GK 背番号39/ 広い守備範囲強み