コース走り活躍誓う 写真家・野口さん、陸上長距離・坂本さんが聖火リレー
◆活動への意欲新たに 野口さん
福島の花などを題材に活躍する写真家野口勝宏さん(61)は大熊町を走った。
「東北、福島の花を撮影する中で関わってくれた人たちの笑顔を思い浮かべながら走った」と振り返った。
地元住民から多くの応援を受け、活動への意欲を新たにした。「自分ができること、写真を通して美しい福島を表現していきたい」
◆町民に元気と勇気を 坂本さん
実業団で活躍する大熊町出身の陸上長距離選手坂本ちほさん(24)は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、初めて古里に戻った。聖火がともったトーチを手にしながら眺めた町並みに「懐かしかった」と目を細めた。
沿道には久しぶりに会う知人もいて、普段のレースと違って短い距離だったけれど「とても楽しい200メートルだった」。
今は4月の大会で5000メートルの自己ベストを出すことが目標といい「もっと高いレベルで戦える選手になって、町の皆さんに元気、勇気を与えられたら」と話した。