町の未来伝えたい 浪江・渡辺さん、聖火リレー1日目

 
復興が進み始めた町内を走る渡辺さん=浪江町(代表撮影)

 浪江町を走った町職員の渡辺聖子さん(45)は「浪江の現状を知ってもらう良い機会になった」と話した。

 震災後、「どこにいても浪江町民」を合言葉に職務に励む。さまざまな事情を抱え、帰りたくても帰れない町民がいることを知るからこそ、地元を走りたいと思ったという。

 コースには、解体された建物跡地や震災後に新しくできた店などが並んでいた。「全てを再生するのではなく、新しいものを加えるのも復興だと思う。浪江の未来も見えてきたと伝えたい」と力を込めた。

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