忘れない古里 浪江出身・玉井さん、聖火リレー2日目

 
倉島卓史さんに聖火をつなぐ玉井さん(左)=福島市(代表撮影)

 福島市を走った浪江町出身の玉井梨里奈さん(20)=宇都宮市在住=は「震災時の支援に感謝を込めながら、復興を願って元気を届けられた」と明るい笑顔を浮かべた。

 震災時は請戸小の5年生だった。避難所で医師の祖父玉井康裕さん(78)らが避難者の診療に当たる姿を見て医師を志し勉学に励んできた。避難先で暮らすが「浪江の温かい人々や美しい自然を忘れてはいない」と語る。

 沿道には請戸小の同級生や友人が詰め掛けた。請戸小の同級生三浦華香さん(21)は懸命に走る姿を眺め「私たちの思いと一緒に走ってくれた」と感謝した。

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