若松では彼岸獅子や白虎隊剣舞 伝統芸能で聖火リレー盛り上げ

 
鶴ケ城の天守閣をバックに会津彼岸獅子を披露する小松獅子保存会

 26日に行われた2日目の東京五輪聖火リレーは、平和の祭典の開催を告げる聖火が浜通りから中通り、会津地方へと本県を横断した。ゴール地点となった会津若松市の鶴ケ城公園では、伝統芸能などが披露され、関係者が新型コロナウイルスの感染防止策を講じながら五輪開催に向けた機運を盛り上げた。

 「会津彼岸獅子」を披露したのは、小松獅子保存会のメンバー。戊辰戦争時には、会津藩家老山川大蔵が敵兵に囲まれた城に入るのを手助けしたと伝わる伝統の獅子舞も、コロナ禍で活動が制限され、演舞は1年ぶりだった。

 ステージには会員17人が出演し、笛や太鼓の音色に合わせて三匹の獅子が舞を披露した。鈴木利栄会長(67)は「練習時間が少ない中でいい演舞が披露できた」と話した。同市の一箕中特設剣舞部も詩吟に合わせて勇壮な「白虎隊剣舞」を披露した。

 聖火の到着前には、会津若松ザベリオ学園高の生徒らがステージでダンスを披露。会津17市町村などでつくる「極上の会津プロジェクト協議会」もPRブースを設け、湯川村の「ゆがわまいちゃん」などのゆるキャラらとともに「全会津」でのおもてなしを展開した。

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