温かい拍手、私の勇気に 須賀川・常松さん、聖火リレー3日目
「幸せな時間だった」。須賀川市の第1走者を務めた常松桜さん(20)=県立視覚支援学校高等部2年=は充実感をにじませた。
生まれつき色素が欠乏するアルビノ体質と弱視の障害がある。
はっきりと見えなくても沿道から聞こえる拍手に、笑顔で手を振った。「自分を発信する意味でも走ることができて良かった」と、家族や友人、支えてくれた多くの人たちへの感謝を胸に、大役を果たした。
「自分は本当に幸せ者」と喜びをかみしめる常松さん。障害にかかわらず、ありのままの姿で生きられる社会を願っている。