水素燃料を世界に発信 東洋システム・庄司社長、聖火リレー3日目
「都路の皆さんの温かい歓迎を受けた」。いわき市の2次電池試験装置メーカー、東洋システム社長の庄司秀樹さん(59)は安堵(あんど)の表情を見せた。
沿道には何度も手を振りながら笑顔で「ありがとう」と応えた。「水素など安全性が高いエネルギーの利活用を推進してきた本県の姿を世界に伝えたい」と聖火リレーに応募。リレーではトーチの一部に本県で作られた水素が燃料として使われた。庄司さんは「みんなが幸せに過ごせる社会のため、水素が安全な資源だということを知ってほしい」と思いを口にした。