いわき生まれ・松元、初の五輪へ 競泳男子200自由形で日本新

 

 東京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第3日は5日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、男子200メートル自由形で松元克央(かつひろ)(24)=セントラルスポーツ、いわき市生まれ=が1分44秒65で優勝し、自身が持つ日本記録を0秒48更新して初の五輪代表入りを決めた。

 第2日の準決勝を1分47秒61の全体トップで通過した松元は決勝で第4レーンからスタート。日本記録を上回るペースを刻み、一度もトップを譲らずにゴールした。松元は1月の北島康介杯で日本記録をマークしていた。「初めての五輪でうれしいし、日本新(記録)も出せた。金メダルに向けて、このまま油断せず、もう一度強化して臨みたい」と話した。

 松元は母親の出身地であるいわき市で生まれ、東京都葛飾区で育った。明大政治経済学部卒。2019年の世界選手権で同種目日本人初の銀メダルを獲得。競泳での県勢の五輪出場は、12年ロンドン五輪の男子200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した立石諒(郡山市育ち)と女子200メートル個人メドレーに出場した加藤和(桜の聖母短大卒)以来。

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