本宮市、英国子ども招待「断念」 ホストタウン、受け入れ影響

 

 東京五輪開幕まで23日で残り3カ月となった。新型コロナウイルスの感染拡大で海外からの観客受け入れが中止となり、野球・ソフトボール競技の試合会場がある福島市は、五輪期間中の観客の受け入れ準備の見直しに着手した。

 海外からの観客受け入れ断念は、各国のホストタウンとなっている県内市町村が計画する交流事業や事前合宿の受け入れにも影響を与えている。

 英国の「復興『ありがとう』ホストタウン」となっている本宮市は、東京五輪・パラリンピック期間中に英国の子どもを同市に招待する交流事業を企画していたが、大会中の招待を断念した。市は「東京大会後も英国との交流を続けていきたい」とし、本年度中に招待を含めた代替事業ができないかを検討している。また、予定する英国選手団応援の市民ツアーについても、組織委の動向を注視していくという。

 サモアの重量挙げ代表が事前合宿を行う予定となっている同国ホストタウンのいわき市は、事前合宿中などの交流事業の可否について同国と情報交換を続けている。

 16日にはオンラインで駐日サモア大使と会議を開き、新型コロナの感染対策を講じた上で公開練習や、代表選手と市民の交流事業を行う方針を確認した。ただ時期などについて市の担当者は「感染状況を踏まえながら検討したい」としている。

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