「彼ならやってくれる」 バド渡辺男子複も五輪確実、期待の声

 
渡辺が初任給でプレゼントしてくれたというハンカチを眺めながら当時の思い出を語り合う平山さん夫妻

 バドミントン男子ダブルスの渡辺勇大(日本ユニシス、富岡高卒)遠藤大由(日本ユニシス)組の東京五輪出場が確実となり、県内の関係者から祝福と共に、メダル獲得を期待する声が上がった。

 渡辺は中高時代に原発事故の影響で富岡町から猪苗代町に避難し、宿泊施設「あるぱいんロッジ」で寮生活を送った。元オーナーの平山真さん(72)と妻とし子さん(60)は「やってくれるとは思っていたけど、よく頑張った。本当にうれしい」と喜んだ。

 平山さんは「この1年は五輪が延期されたり、いろいろあった中で、よくモチベーションを保つことができた。本人が一番うれしいと思うけど、私たちも『彼ならできる』とずっと信じてきた」とねぎらいの言葉を述べ、「バドミントンが好きだという思いやひたむきに練習に取り組む姿勢、闘志は人一倍だった」と当時を振り返った。

 「当時は私たちも彼らを支えることで精いっぱい。まさか(富岡高から)3人も五輪出場選手が出るとは想像もできなかった。けがや避難生活などのつらいこともたくさん乗り越えてきたから『競技を続けてきてよかったね』と声をかけてあげたい。猪苗代町から力の限り応援します」と力を込めた。

 「勝つ姿を楽しみに」 ふたば未来高・本多監督

 富岡高時代に渡辺を指導したふたば未来高バドミントン部監督の本多裕樹さん(36)は「五輪の延期があっても、今できることをしっかりやり、先を見て取り組んだ結果なのだと思う。夢見る子どもたちのためにもこれからも頑張ってほしい。そしてオリンピックを最大限楽しんで、勝つ姿を楽しみにしている」と話した。

 「伸び伸びプレーを」 富岡一中で指導の斎藤監督

 富岡一中時代に渡辺を指導したふたば未来中バドミントン部監督の斎藤亘さん(49)は「後輩たちの励みになる」と喜んだ。東野有紗(日本ユニシス、富岡高卒)と組む混合ダブルスでも五輪代表になっており、「2種目での五輪は選手として新たなチャレンジ。彼にとっては初めての五輪なので、持ち前の伸び伸びとしたプレーで頑張ってほしい」と活躍を願った。

 「期待していた」 遠藤のいとこがエール

 渡辺とペアを組む遠藤大由も本県とはゆかりが深い。「年齢的にも最後かもと思っていたから期待していた」。遠藤のいとこの菅野康美さん(52)=福島市=は2大会連続での五輪出場をたたえた。

 遠藤は34歳とバドミントン界ではベテラン。菅野さんは「まずはけがなく楽しんでほしい」とエールを送った。

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