「なでしこジャパン」代表18人決まる! 遠藤、菅沢が初の五輪

 
五輪代表に選出された菅沢=5月、Jヴィレッジ

 日本サッカー協会(JFA)は18日、東京五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」の18人を発表した。JFAアカデミー福島出身のMF遠藤純(21)=日テレ東京V、白河市出身=やFW菅沢優衣香(30)=三菱重工浦和=らが選ばれた。遠藤と菅沢は初の五輪代表となる。

 高倉麻子監督(福島市出身)は「決勝までの6試合で成長し、金メダルを取りに行くチームが出来上がっていくと確信している」と力強く話した。

 16強で敗退した2019年女子ワールドカップ(W杯)メンバーが15人で、五輪経験者は銀メダルだった12年ロンドン五輪に出場した主将のDF熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン)とFW岩渕真奈(アーセナル)の2人だけとなった。4月や6月に代表デビューを果たした北村菜々美(日テレ東京V)、塩越柚歩(三菱重工浦和)が入った。11年W杯優勝メンバーで元マリーゼの鮫島彩(大宮)は落選した。

 また、バックアップメンバーにJFAアカデミー福島出身のGK平尾知佳(新潟)とDF三宅史織(INAC神戸)が入った。

 女子日本代表はロンドン五輪以来、2大会ぶり5度目の出場。今月21日から千葉市で強化合宿に入る。サッカー女子は開会式に先立ち、7月21日に始まる。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング11位の日本は、1次リーグで同8位のカナダ、同6位のイングランドが主体となる英国、同37位のチリと対戦する。

 菅沢、活躍を誓う

 菅沢優衣香はJFAアカデミー福島の女子1期生。2012年の国際大会、アルガルベ・カップで代表初ゴールを決め、フル代表に定着したが、同年のロンドン五輪前の練習中に左膝を負傷、五輪の本番の舞台には立てなかった。

 昨季はプレナスなでしこリーグで17ゴールを挙げ、3度目の得点王に輝いた。代表では得点力があり体の張れるFWとして地位を築いた。

 初の五輪代表をつかみ取った菅沢は「女子サッカーを認知してもらい、日本の中で根付くようなプレー、結果を残せるように頑張りたい」と活躍を誓った。

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