なでしこジャパン・高倉監督が会見 「奇跡」のチーム追い越す

 

 なでしこジャパンの高倉麻子監督(福島市出身)は18日の代表発表会見で東京五輪への意気込みを改めて語った。

 ―代表が決まった。
 「(W杯より少ない)18人だったので、その部分は違った。レベルアップする素晴らしい選手もいたので選ぶのが難しかった。最後の1、2ピースは今日の朝まで悩んだ」

 ―五輪経験者は2人だけ。世代交代が進んだ。
 「若い選手も年代別の大会で世界一になった経験がある。東京五輪の重圧は想像を超えるかも知れないが、育成年代から世界と戦っているので物おじしないはず」

 ―W杯などに連続出場してきた鮫島彩(大宮、元マリーゼ)らが外れた。
 「(鮫島は)勉強熱心で代表合宿で今も成長を続けている。一方、若い選手の勢いも感じていた。選手たちに求めてきたのは総合力。(選ばれなかった)彼女たちの分も背負って最後まであきらめず、なでしこらしいサッカーをしていきたい」

 ―2大会ぶりの五輪。
 「女子サッカーの世界の流れやレベルアップの速度は速い。自分たちの武器で戦うことを忘れず、11年のW杯でトップに立った奇跡のチームに追い付き、追い越せるように戦っていく」

 ―ロンドン五輪と同様、初戦はカナダとの対戦だ。
 「五輪大会の先陣を切って戦うということに重圧はあるが、全神経を集中して全員で心一つに戦いたい」

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

いわきFC、真っ向勝負も敗退 J1新潟に健闘、ルヴァン杯サッカー