あづま球場「五輪モード」 準備着々!のぼり旗や看板

 
野球・ソフトボール競技が行われるのに合わせ、準備が整えられるあづま球場

 大会組織委員会は18日、東京五輪野球・ソフトボールの会場となる福島市のあづま球場を報道陣に公開した。外壁には「TOKYO2020」と張り出され、のぼり旗や看板が立ち並ぶ「五輪仕様」の球場は、21日の競技開始に向けて準備が着々と進められていた。

 球場の中に入ると、ソフトボール用の外野フェンス、スコアボードの横には電光掲示板が備え付けられていた。電光掲示板には、ソフトボールを表す絵文字「ピクトグラム」と対戦カードが映し出され、本番さながらの雰囲気を醸し出していた。
 福島で行われる初の五輪競技を歓迎する演出も施されている。市内の小学生が育てたアサガオが、応援メッセージとともに球場入り口や通路の目に付くところに飾られている。福島市を代表する果樹、モモの苗木も存在感をアピールする。

 球場のあるあづま総合運動公園一帯は、厳重なセキュリティーが敷かれていた。公園内の入り口は一部封鎖され、陸上競技場前に大会関係者用の入場ゲートが設けられていた。

 入場時は、空港の「保安検査場」のように本人確認や持ち物検査が行われる。新型コロナウイルス対策のため、体温チェックと手指消毒なども求められた。

 球場までの道のりには、警察官や警備員が立ち、安全・安心に目を光らせている。ボランティアが続々と会場入りし、現地研修を行う姿も見られた。安全の確保と万全の準備が、「復興五輪」に躍動する選手らの夢舞台を支えている。(報道部・坂本龍之)

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