渡辺・東野組、3戦全勝で予選1位突破 バド・混合ダブルス

 
【混合ダブルス1次リーグ】インドネシアペアからポイントを奪いタッチする渡辺勇大(右)、東野有紗組=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 3戦全勝で予選1位突破を決めた。バドミントン混合ダブルスの渡辺勇大・東野有紗組(日本ユニシス、富岡高卒)は世界ランキング4位のインドネシアペアを寄せ付けず、ストレート勝ち。渡辺は「点差以上にすごくタフなゲームで、体も頭も使った試合になった」と振り返った。

 渡辺と東野の世界ランクは一つ下の5位。ランキングが上回る相手に攻めの姿勢で先手を打ち、開始から8連続得点で主導権を握った。第1ゲームを21―13で圧倒すると第2ゲームも渡辺が冷静に相手のショットを見切って得点を重ねた。

 過去の対戦は2勝2敗と互角だったが、試合前から「2人でしっかり作戦を立てて、勝ちにつなげられた」と東野。ネット前のプレーがうまい女性選手にプレッシャーをかけ、ネット際の攻防で上回った。

 24日の初戦は硬さがあった2人だが、試合を重ねるごとに強さが際立ち始めた。過去の五輪バドミントンで混合の日本勢は8強が最高。28日の準々決勝へ「いいゲームが続いているので、作戦は変えていっても、気持ちの面はあまり変えずにいきたい」(渡辺)。目標の金メダルに向けた手応えは十分だ。(坂本龍之)

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