競泳・松元「リレー楽しめた」 気持ち切り替え池江に引き継ぎ

 

 東京五輪の競泳で29日に行われた混合400メートルメドレーリレー予選には、松元克央(かつひろ)(セントラルスポーツ、いわき市生まれ)が出場した。得意の自由形ではなく、バタフライで第3泳者を務め、白血病から復帰したアンカーの池江璃花子(ルネサンス)につないだ。

 日本は全体9位で、0秒21差で決勝に進む8位以内に届かなかった。松元は「緊張もあったが、いい泳ぎはできた」と振り返った。

 金メダルを期待されながら自由形200メートルでまさかの予選落ちをした松元。落ち込む中で「おまえは頑張ってきた」と萩野公介(ブリヂストン)から励まされ、リレー種目に気持ちを切り替えることができたという。

 初出場の五輪で3種目を戦った松元。最後のレースを終え、「もちろん悔しさはあるけど、それを覆すような楽しさもあった。なかなか今回楽しめるレースがなかったので、一つでも楽しめたのは良かった」と前を向いた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

強敵との対戦を糧に いわきFC、21日アウェーで大分戦