高倉監督「及ばなかった」 なでしこ敗退、遠藤「悔しい試合」

 
【日本―スウェーデン】前半、指示を出す高倉監督=埼玉スタジアム

 30日の準々決勝で敗れたサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」。運命の一戦には遠藤純(日テレ東京V、白河市出身)が途中出場したが、形勢を覆すことはできなかった。高倉麻子監督(福島市出身)は「選手は努力しているが、それ以上に世界の進化がある」と唇をかみしめた。

 高倉監督は、年代別女子代表監督を歴任し、ワールドカップ(W杯)制覇など数多くの実績を残した佐々木則夫監督から2016(平成28)年に指揮官を引き継いだ。自国開催の今大会、金メダル獲得という高い目標を掲げて臨んだ。しかし、1次リーグから思うような戦いはできなかった。最終戦の白星でなんとか突破したが、準々決勝は力負け。「いい時間もつくれたが、スウェーデンが非常にいいチームだったので及ばなかった」と敗戦を認めた。

 五輪で戦った全4戦で途中出場した遠藤。この日も後半27分から左サイドに入ったが、得点に結び付くプレーはできなかった。「自分の役割はもっと攻撃に厚みを出すことだったが、そういうシーンがあまりなかった」と悔やむ遠藤。「(故郷の福島に)結果を残して感謝を伝えたかったが、結果としても残らなかったし悔しい試合となった」と声を落とした。

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