いわきのキッズクラブ「経験話してほしい」 皆川と毎年交流

 
【女子76キロ級準決勝】ドイツ選手に敗れた皆川博恵=幕張メッセ

 最重量級で日本女子初となる決勝進出を逃したレスリング女子76キロ級の皆川博恵(クリナップ)は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、所属するクリナップの練習拠点があるいわき市を訪れ、子どもたちとの交流を続けてきた。

 震災直後の4月に同社に入社。同市の子どもたちがレスリングを学ぶ「クリナップキッズいわきレスリングクラブ」には年に1、2回は訪れ、子どもたちの指導を続けてきた。同クラブの横瀬二郎監督(47)「(皆川は)子どもへの指導のときは静かで優しい。子どもたちは今日の闘う姿を見て、そのときとはまた違った強い姿を見て驚いているかも」と話す。決勝進出はならなかったが、「まずは明日(2日)の3位決定戦を悔いなく闘ってほしい。そして、いずれこの経験をぜひ子どもたちにも話してほしいね」とエールを送った。

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