ボクシング女子・入江「金」 20年秋に若松合宿、会津工高生歓喜

 
入江の金メダル獲得を喜ぶ会津工高ボクシング部の部員ら

 東京五輪第12日の3日、ボクシングは2012年ロンドン大会から採用された女子でフェザー級の入江聖奈(せな)(20)=日体大=が日本選手初の金メダルを獲得した。

 入江は昨年11月、会津若松市の会津工高などで行われた代表合宿に参加し、約10日間、同校ボクシング部員と一緒に汗を流した。「同じリングに上がった選手が金メダル。貴重な経験だし、一生の記念になる」。同校3年でボクシング部主将の安部一哲さん(17)は入江の快挙に興奮を隠しきれない様子だった。

 県高校総合体育大会で優勝し、全国高校総体(インターハイ)に出場する安部さん。合宿では入江とスパーリングを行った。「パンチの重さ、速さは男子にも引けを取らないレベルだった」。パンチを当てても後ろに下がらない気持ちの強さも印象に残ったという。決勝はほかの部員とともにテレビで応援し「(決勝でも)打たれても前に出続けたのがすごかった」と話した。

 寸止めのマスボクシングで対戦した2年の湯浅和樹さん(17)は「左ジャブで自分の距離をつくるのがうまかった。決勝でも、相手が攻めようとするタイミングで左ジャブと右ストレートを打ち、足を止めていた」と世界を制した技術に舌を巻いた。湯浅さんもインターハイに出場する。「入江選手の活躍を励みに、勝ち進みたい」と誓った。

 同市での合宿には、4日に女子フライ級準決勝に臨む並木月海(つきみ)(自衛隊)も参加していた。