五輪ウエイト・近内選手「応援に感謝」 地元の三春町役場表敬
東京五輪ウエイトリフティング男子67キロ級で7位入賞した近内三孝選手(日大職、田村高卒)は17日、三春町役場を訪れ、地元からの応援に感謝するとともに、改めて3年後のパリ五輪でのメダル獲得に意欲を示した。
近内選手は、初出場の五輪でスナッチ135キロ、ジャーク172キロのトータル307キロを挙げ、7位に入賞。町ではアスリート後援会が設立され、町内にチラシや横断幕を掲げるなどして、近内選手の健闘を祈った。
近内選手は「自分の思うような結果ではなかったが、町民の皆さまの声援を受け、入賞することができて良かった。次のパリでは金メダルを取れるよう頑張りたい」と抱負を語った。坂本浩之町長は「競技する姿が頼もしかった。これからも町民を挙げて応援していきたい」と、さらなる飛躍を期待した。
悔しさ、次のパリに
近内選手に東京五輪を終えた感想などを聞いた。
―五輪にはどんな姿勢で臨んだか。
「1年間延期されたため、調整する期間は十分にあった。けがもあって絶好調とまではいかなかったが、メダルを取れる可能性がある状態にまで仕上げることができた。メダルを逃した悔しさは、次のパリにぶつけたい」
―五輪はどんな舞台だったか。
「普段の試合では関係者が声援を送ってくれるが、五輪は競技を知らない人でも応援してくれる。多くの人が支えてくれるからこそ立てる、特別な舞台だと感じた。貴重な経験になった」
―重量挙げに励む選手たちにメッセージを。
「日本人選手の実力が上がることで、競技人口が増えていくといいと思う。高校生にも力がある選手がいるので、ぜひ世界を目指して頑張ってほしい」