東京五輪野球・ソフトの記憶継承 あづま球場で記念碑除幕

 
あづま球場に設置された野球・ソフトボール競技開催の記念碑と銘板=7日、福島市

 県が東京五輪野球・ソフトボール競技が行われたあづま球場(福島市)に設置を進めていた記念碑と銘板が完成し、7日、お披露目された。内堀雅雄知事は「今後も県内スポーツ施設に大会を誘致していく」と述べ、スポーツを通じた地域活性化を推進する考えを強調した。

 国際オリンピック委員会(IOC)の承認を受け、五輪の記録と記憶を後世に継承するためのレガシー(遺産)として設置した。

 記念碑は高さ160センチ、幅150センチ、奥行き100センチ。いわき市の御影石を使い、表面に大会エンブレムや野球・ソフトボール競技の絵文字「ピクトグラム」を刻んだ。裏面には、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、本県に寄せられた支援への恩返しの気持ちを込め「感謝」の2文字を記した。

 記念碑の隣に設置された銘板は高さ180センチ、横134センチ、奥行き8センチ。あづま球場で行われた日本戦を含む全7試合の結果を写真とともに残している。

 内堀知事と記念碑に揮毫(きごう)した郡山市在住の書道家千葉清藍さん、あづま球場でオリンピックシンボルの花壇を制作した福島明成高生物生産科草花専攻班3年の鈴木花帆さん、野田真莉亜さん、県都市公園・緑化協会の大河原聡理事長が除幕した。内堀知事は「歴史を刻み、後世に継承し、感謝を発信する」と碑に込めた思いを紹介し「感謝の思いを、記念碑を通じて発信したい」と述べた。