復興つなぐモニュメント 五輪組織委作製、Jヴィレッジに設置

 
組織委が作製したモニュメントと伊藤さん(左)、デザインした岡さん

 東日本大震災の被災地と世界をつなごうと、東京五輪・パラリンピック組織委員会が作製した「東京2020復興のモニュメント」が18日、Jヴィレッジにお目見えした。モニュメントは組織委から本県に寄贈され、この日は現地で設置を祝う式典が行われた。

 モニュメントは高さ2.3メートル、重さ約400キロ。丸みを帯びた形状で、テーマは「つなぐ」。福島、宮城、岩手の被災3県の仮設住宅の窓やドアなどで使われたアルミを再利用した。本県の中学、高校生が考えた復興支援への感謝や五輪出場選手を応援するメッセージ、選手のサインがちりばめられ、中央部から顔を出して記念撮影もできる。

 組織委が住宅設備大手のLIXIL(リクシル)や東京都、被災3県と連携して、デザインが異なる3基を作製。五輪・パラ開催中は都内に設置され、選手たちを後押しした。大会終了後、選手のサインを加え被災3県に1基ずつ贈られた。

 式典には、東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン選手や、組織委の伊藤学司企画財務局長らが出席し、除幕した。

 デザインを考案した東京芸大卒業生の岡つくしさん(25)は「少しでも福島の復興につながれば」と願いを込めた。メッセージを考えた郡山北工高3年の伊藤楓真さんは「自分たちが考えたメッセージが形になり誇らしい。アスリートや県民に笑顔で元気になってほしい」と話した。