国立で1周年セレモニー 東京五輪、福島県内の中高生2人参加

 
リレーを走り終え、入江選手(前列中央)らとガッツポーズする(後列左から)小泉さんと坂本さん

 東京五輪・パラリンピックの「1周年記念セレモニー」が五輪開幕から1年の23日、開会式の会場となった東京・国立競技場で行われた。

 セレモニーには、東日本大震災で被災した福島、岩手、宮城各県の子どもたちも招かれた。本県からは原町高1年の小泉直大(なお)さん(15)=新地町=と、藤間中1年の坂本結飛(ゆいと)さん(12)=いわき市=が参加。東京五輪でボクシング女子フェザー級を制した入江聖奈選手らとリレー競技に臨んだ。

 小泉さんは、東京五輪野球の開幕戦で始球式を務めた。入江選手らと共にトラックを駆け抜けた小泉さんは「緊張したが、楽しむことができた。大勢の観客の姿を見てスポーツの力を実感した」と語った。

 坂本さんは、東京五輪で選手と一緒に試合会場に入場する「エスコートキッズ」を務める予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっただけに「記念セレモニーは貴重な経験になった」と笑顔を浮かべた。

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