【金山】「姫ます寿司」8年ぶり復活へ 限定販売、風味豊かな2種類の味

 
約8年ぶりに復活、26日から販売を開始する「姫ます寿司」

 金山町特産のヒメマスを使った押しずし「姫ます寿司」の発表会が23日、福島県内唯一の生息地でもある同町の沼沢湖畔で開かれた。原発事故の影響で販売をほぼ休止していたが、只見線の全線開通を控え約8年ぶりに復活。26日から来年2月までの毎週土、日曜日と祝日、JR只見線会津川口駅構内の同町観光情報センターで限定販売する。

 姫ます寿司は同町の企業組合おく愛ズが地域活性化の一環で企画・販売。最盛期は1日200個を売り上げたが、原発事故でヒメマスが取れなくなり製造がストップ。昨年4月の漁解禁後も風評は根強く、現在は注文販売のみとなっている。

 復活に向けた取り組みは県の後押しも受けて進められ、紹介を受けた東京のすし職人のアドバイスもあり、大葉やさんしょうの風味豊かな2種類の味とした。同町と縁が深い作家椎名誠さんが題字、切り絵作家久保修さんが手掛けたパッケージを採用した。

 試食会では、押部源二郎町長が「明るいニュース。積極的に情報発信したい」、販売する同町観光物産協会の坂内譲会長が「試行錯誤を繰り返して完成した。只見線復活を待ち望む人々の希望になる」と語った。試食した奥会津郷土写真家星賢孝さん(70)は「熟成された味」と太鼓判を押した。