【会津若松】中ノ沢温泉「無人店舗」オープンへ 24時間営業

 
準備中の店舗前に立つ(左から)渥美さん、渡辺社長、前田社長

 会津若松市の会津芦ノ牧温泉の大川荘は4月1日、猪苗代町の中ノ沢温泉街にレジがなくスマートフォン(スマホ)で買い物できる24時間営業の無人店舗をオープンする。

 都市部などを中心に店舗の無人化が注目されているが、中ノ沢・沼尻温泉旅館組合によると、地方の温泉街では初の試みになるという。店名は「NEXTO STORE(ネクストストア)」。コンテナを改修した店舗で、スマホで専用アプリに登録後、アプリを使って店舗の鍵を開けて入店する。商品に付いたバーコードをスマホで読み取り、クレジット決済する仕組み。お菓子やカップ麺、ソフトドリンクなどを販売する。ゆくゆくは、シャンプーや歯ブラシなども置く予定だという。

 近くの沼尻温泉に沼尻高原ロッジを再オープンさせた同社は、中ノ沢温泉街にコンビニがなく、夜間の買い物など温泉の宿泊客や地元住民のニーズに応えられないかと、経済産業省の補助金の認定を受けて同組合と協力して出店を決めた。アプリは会津若松市のデザイニウム(前田諭志社長)が開発した。

 大川荘の渡辺幸嗣社長は「スマホを使い慣れていない人には難しいかもしれないが、便利なお店なのでぜひ来てほしい。地域が元気になる起爆剤になれば」と話し、同組合の渥美慎司さんは「観光客だけでなく、無人店舗の実証例として視察などに訪れる人も来る。交流人口の増加につながってほしい」と期待を寄せた。