【北塩原】記念展「ダリとハルスマン」 諸橋近代美術館6月1日再オープン

 

 新型コロナウイルスの影響で今季の開館を延期している諸橋近代美術館(北塩原村)は6月1日に開館し、「開館20周年記念展vol.3ダリとハルスマン」を開始する。9月6日まで。

 昨年から続く開館20周年記念展の締めくくりとなる同展は、スペイン出身の芸術家サルバドール・ダリと米国の写真家フィリップ・ハルスマンの37年間にわたる共作60点を展示。

 宙を舞う3匹の猫、バケツから撒かれた水、空中に浮かぶダリの姿を捉えた「ダリ・アトミクス」や、口から出たあぶくを、きのこ雲に見立てた「私は原子爆発に思いふける」などが並ぶ。パソコンでの画像加工技術がない時代に2人が制作した、創造力とアイデア、その革新的な表現を楽しめる。

 入り口での検温やマスク着用、手の消毒を呼び掛けるとともに、整理券制で入館数を制限するなど感染予防に努める。スマートフォン用の無料アプリで作品解説を聞くことができる。詳しくはホームページhttps://dali.jp
 
◆作品再現、動画を公開

 諸橋近代美術館は「ダリ・アトミクス」の再現に挑戦し、その様子の動画をホームページやユーチューブなどで公開している。

 1948年に撮影された同作品は、26回撮り直し、約5時間を要したといわれている。

 動画では、スタッフ3人が同館を背に20回撮影し、ダリとハルスマンの制作の苦労の一部を追体験した。同館は「完璧な一枚を撮影するには至らなかったものの、失敗の過程をご覧ください」としている。

 同館は「テレワークギャラリートーク」と題して、テレワークでのテレビ会議を活用したギャラリートークも公開。また、ホームページに「おうちでモロビ。」と題し、過去にユーチューブに投稿した動画を公開している。