会津の魅力発信、若松観光大使の写真家・叶さん ギャラリー開設

 
「会津の素晴らしい景色や人々との触れ合いを写真から感じてほしい」と話す叶さん

 写真家で会津若松市観光大使の叶悠真(かのうゆうしん)さん(68)は15日、同市一箕町にギャラリー「あいづぎゃらりー」をオープンした。ギャラリーには、会津の四季折々の風景や自然界を生きる動物などを切り取った作品が並ぶ。叶さんは「会津の素晴らしい景色や人々との触れ合いを写真から感じてほしい」と来場を呼びかけている。

 熊本県出身の叶さんは、会津の自然や人の温かさに魅了され、昨年2月に東京都から同市に移住。市内で個展などを開いてきたが、「会津の魅力を発信する拠点をつくりたい」とギャラリーの開設を決めた。

 ギャラリー内には、会津各地で撮影したハクチョウやクマ、キツネなどの動物のほか、上空からの春の鶴ケ城や、東山の紅葉を写した作品など常時25~30点が展示される。叶さんは「その時期に撮った作品をすぐに見てほしい」と季節に合わせた展示替えを行うという。来年1月15日までは企画展「会津四季だより」を開催している。展示作品の販売も行っている。

 ギャラリーの住所は、会津若松市一箕町八幡牛ケ墓14の1。開館時間は平日が午前11時~午後6時、土、日曜日、祝日が午前10時30分~午後5時。月、火曜日定休。年末年始の今月28日~来年1月5日は休館する。

 入館料は高校生以上500円、65歳以上300円、中学生200円。小学生以下と会津に在住、通学している中学生は無料。年間パスポートもある。問い合わせはギャラリー(電話0242・85・6595)へ。