駒止湿原の新ガイドブック完成 自然保護の大切さ訴える

 
駒止湿原の魅力を発信する新ガイドブック

 南会津町の湿原を守る会は、同町と昭和村にまたがる国天然記念物「駒止湿原」の新ガイドブックを作成した。駒止湿原の魅力を発信し、自然保護の大切さを訴える内容となっている。

 新ガイドブックは改訂版で、第3版になる。今回は植物13種、樹木11種、昆虫類6種を新たに追加した。季節ごとにまとめている。また、ブナ林の森林学習設備「ぶなっこ遊歩道」を紹介するコーナーを設けた。シカやイノシシなどの野生生物による被害状況の写真も掲載し、湿原保全の重要性を伝えている。

 手のひらサイズで全36ページ。1冊300円。同湿原駐車場で販売予定。問い合わせは事務局(電話0241・62・1248)へ。

 新ガイドブックは、町福祉ホールで9日に開かれた同会総会で披露された。本年度事業計画には、親子観察会や遊歩道整備を盛り込んだ。役員改選では、新会長に元南会津町長の大宅宗吉さんを選んだ。